貯金できない苦しい船出
〜開幕〜4月を振り返る〜
2026年シーズンも96試合を消化し、日本ハムファイターズは54勝42敗・勝率.563のパ・リーグ3位で前半戦を終えました。首位ソフトバンクとの差は6ゲーム(2026/7/26時点)。優勝争いの射程圏内ぎりぎりに踏みとどまっている印象です。新庄監督就任から5年目。勝負の年と大いに期待していた今季ですが、ここまで思い通りには進んでいません。そこで今回から5回に分けて、各種データをもとに、われらがファイターズの戦いぶりを振り返るとともに、後半戦に向けた展望を分析したいと思います。第1回目となる今回は、開幕から4月末までの「苦しい船出」の時期を振り返ります。
【日本ハム】ファイターズのデータ分析記事ソフトバンク相手にまさかの開幕3連敗
開幕カードは敵地・みずほPayPayドームでのソフトバンク3連戦。まさかの3タテを食らうスタートとなりました。
| 試合日 | 対戦 | 結果 | スコア(日本ハム-相手) |
|---|---|---|---|
| 3月27日 | ソフトバンク | ● | 5-6 |
| 3月28日 | ソフトバンク | ● | 4-6 |
| 3月29日 | ソフトバンク | ● | 4-8 |
この3連戦だけで許した失点は20。新庄剛志監督が「開幕ダッシュ、そして首位独走」を目標に掲げていたことを考えると、出だしから大きくつまずいた形です。実はこの開幕カードが、前半戦を通じて日本ハムを苦しめ続けた「対ソフトバンク戦・大きく負け越し」の始まりでもありました(この点は最終回で詳しく触れます)。
4月は12勝13敗、勝ち越せないまま貯金ゼロ折り返し
開幕直後こそロッテ・オリックス・楽天相手に持ち直す場面もありましたが、4月を通してみると12勝13敗と負け越し。特に4月23日から26日にかけては4連敗を喫し、月間トータルでも借金生活を強いられました。
3月・4月の月別勝敗数
この時点ではまだ見えなかった「後半への伏線」
3~4月のチーム成績
3月・4月の合計成績は13勝16敗で借金3とロケットスタートどころか、最下位に沈んでしまいました。しかも内容が悪い。ホームラン数こそトップを独走していましたが、防御率、被本塁打、失策がいずれもリーグ最下位を記録していました。
とりわけ失策については、29試合で27と、ほぼ毎試合記録しています。これは、WBC明けの影響か、調子の上がらなかったエース伊藤大海投手や北山亘輝投手のほか、売り出し中だった達孝太投手、福島蓮投手ら先発投手陣の足を引っ張り、このままズルズルと低空飛行を続けてしまうんじゃないか、とファイターズファンをやきもきさせました。
もしこのペースのまま推移していたら、現在の3位どころか最下位争いに低迷することもあり得た数字です。しかし日本ハムはそれで終わるようなチームではありませんでした。その後、誰も予想しなかったような上昇気流に乗っていきます。
▶【日本ハム前半戦総括①】貯金できない苦しい船出 〜開幕〜4月を振り返る〜
▶【日本ハム前半戦総括②】反撃の狼煙〜勝率.762の6月と交流戦9連勝〜
データ出典:2026年シーズン日本ハム公式戦試合データ(7/27時点)
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