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2026年7月29日水曜日

【日本ハム前半戦総括②】反撃の狼煙〜勝率.762の6月と交流戦9連勝〜

日本ハム前半戦総括シリーズ 全5回 ②

反撃の狼煙
〜勝率.762の6月と交流戦9連勝〜

前回は開幕から4月末までの「13勝16敗」という苦しいスタートを振り返りました。しかし日本ハムはここから、シーズンの流れを大きく変える快進撃を見せます。今回は5月・6月の巻き返しにフォーカスします。

5月:14勝12敗でついに勝ち越し

5月の成績は14勝12敗。派手さこそありませんが、4月までの負け越し状態から脱し、シーズン初めてまとまった月間勝ち越しを記録しました。ただしこの5月にもソフトバンクには3連敗を喫しており、「天敵」の存在はこの時点でも解消されていません。

試合日対戦結果スコア
5月22日ソフトバンク0-10
5月23日ソフトバンク1-11
5月24日ソフトバンク6-7

そして迎えた6月、日本ハムは16勝5敗・勝率.762という驚異的な数字を叩き出します。この躍進の中心にあったのが、6月4日から13日にかけて記録した交流戦9連勝でした。

6/4 広島 ●5-2 6/5 ヤクルト ●3-1 6/6 ヤクルト ●2-0 6/7 ヤクルト ●7-1 6/9 DeNA ●4-1 6/10 DeNA ●4-2 6/11 DeNA ●3-0 6/12 中日 ●3-1 6/13 中日 ●4-3

セ・リーグ勢を相手に9試合を勝ち抜いたこの交流戦は、まさに前半戦のハイライトと呼べる期間でした。この躍進を支えたのが、先発3本柱の確立と「勝ちパターン」リリーフ陣の台頭です。

先発3本柱、伊藤・北山・加藤貴之が確立

4月まではローテーションの誰が試合を作れるか手探りの状態が続いていましたが、5月・6月にかけて伊藤大海・北山亘基・加藤貴之の3投手が明確に「柱」として立ち上がります。

投手登板勝敗防御率
北山亘基9試合7勝0敗1.46
伊藤大海8試合6勝1敗2.09
加藤貴之6試合5勝0敗2.63
3投手合計23試合18勝1敗1.97

特に北山投手と加藤投手は5〜6月に負けなしで勝ち星を積み重ね、3投手合計では18勝1敗・防御率1.97という圧巻の数字を記録しています。一方で同時期の細野晴希投手(1勝3敗・4.24)や達孝太投手(0勝4敗・5.33)は苦しい投球が続いており、この明暗が「3本柱」の存在をより際立たせる結果になりました。エースを固定できたことで、負けられない試合でも安心して送り出せる投手が生まれ、これが交流戦9連勝の土台になったと言えるでしょう。

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「勝ちパターン」リリーフ陣、柳川大晟が抑えに定着

先発が試合を作れば、あとはリリーフ陣がリードを守りきる。この勝ちパターンを前半戦通じて支えたのが、抑えの柳川大晟投手と、セットアッパーの島本浩也投手・田中正義投手です。

前半戦における「勝ちパ」投手の成績

投手登板勝敗防御率役割・実績
柳川大晟34試合3勝0敗2.1819セーブ
島本浩也33試合2勝2敗1.3218ホールド
田中正義33試合1勝3敗3.1317ホールド

抑えの柳川投手はチーム最多となる19セーブを記録し、前半戦を通じて正抑えの座を確立しました。その柳川投手へつなぐ役割を担ったのが、リリーフ陣随一の防御率1.32を誇る島本浩也投手(18ホールド)と、17ホールドをマークした田中正義投手です。

特に島本投手の安定感は際立っており、僅差の展開でリードを守り切る「勝ちパターン」の一角として欠かせない存在になっています。

交流戦だけを見ると田中正義投手が8、島本投手が7のホールドを稼いで、12球団の1,2位を占めていました。

この「先発3本柱+抑え・柳川を軸にした勝ちパターン」という盤石の投手リレーが確立したことこそ、5月の勝ち越し、そして6月の交流戦9連勝・勝率.762を支えた最大の要因だったと言えるでしょう。

14125月1656月
勝利敗戦月間勝率.762

5月・6月の月別勝敗数


ソフトバンクにも一矢報いるも、連敗で足踏み

交流戦を終えた6月19日、パ・リーグ再開初戦のソフトバンク戦を4-3で制し、シーズン初の同カード勝利を収めます。しかし続く6/20(●7-10)、6/21(●0-8)と連敗し、依然として「天敵」を克服したとは言えない状況が続きました。それでも6月はロッテに2連勝、西武戦でも勝ち越し、月間トータルでは大きく勝ち越して終えています。

5~6月の注目ポイント

30勝17敗5〜6月合計成績
9連勝交流戦(6/4〜6/13)
.7626月の月間勝率

5月・6月を合計すると30勝17敗。4月末時点での借金3を、この2カ月間で一気に2ケタの貯金へと転換させました。この上昇気流が、7月序盤まで続く好調のベースになったと言えるでしょう。

【日本ハム前半戦総括④】(2026.7.30予定)
【日本ハム前半戦総括⑤】(2026.7.30予定)

データ出典:2026年シーズン日本ハム公式戦試合データ(7/27時点)

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