「スマホ新法」が施行!
昨年6月に成立していた「スマートフォンにおいて利用される特定ソフトウェアに係る競争の促進に関する法律」、いわゆる「スマホ新法」が、きょう(2026.12.18)に全面施行されました。
スマホのほとんどがAndroidかiOSをOSとしているため、事業者がアプリを開発しても、販売するには、アップルやグーグルの決済プラットフォームを通す必要がありました。そのため、アプリ事業者は決済手数料として、課金額の最大30%をAppleやGoogleという巨大企業に支払わなければならなかったのです。
世界中のアプリ開発者はせっかく自分たちが開発しても、価格の30%が巨大企業に奪われてしまうことに不満を募らせていました。私たちエンドユーザーにとっても、間にAppleやGoogleが挟まっているため、アプリ価格はその分高くなっていたのです。
施行される「スマホ新法」によって、アプリ事業者は自由に決済サービスを選択できるようになります。利用者側もプラットフォームを経由せずに代金を支払うことになります。
そうなると次の3つのメリットがあると言われています。
①便利でユニークなアプリが増える
これまでAppleやGoogleのルールに縛られていたアプリが、自由度が増えることによって、便利でユニークなアプリが増える可能性があります。
②選べる自由が増える
ユーザーが自分が好きなブラウザや検索エンジンを選べるようになります。また音声アシスタントも、iphoneのサイドボタン長押しで起動できるのはsiri一択でしたが、今後はAlexaやGeminiを設定できるようになるといいます。
③価格が柔軟に変わる可能性がある
最大30%の手数料を設定していたAppleやGoogleの決済方法を使わなくてもよくなるため、アプリの価格が下がる可能性が高まります。
これに対応するため、両社ともに、アプリの決済手数料の引き下げなどを発表しています(下図参照)。
ただし、AppleやGoogleの厳格なルールによってアプリのセキュリティは高く保たれていたわけですが、マルウェア、詐欺、プライバシーやセキュリティ上のリスクが高まるというデメリットがあることも忘れてはいけないでしょう。
ゲームや電子書籍、動画配信などのアプリ決済の国内市場は、実に年間2兆5000億円に達するといわれています。外部の決済サービスが利用できれば、競争を通じて手数料負担が軽くなり、結果として、私たち利用者が課金する際に支払う金額が低くなる可能性があります。今後の行方を注目しましょう!

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